勉強をしなければいけない理由を問われたら。

2024/09/26 ブログ

本日はある小学4年生お母様からのご相談をご紹介いたします。

子どもから「なんで勉強をしないといけないの?」と聞かれたら、どう答えるのが正解なのでしょうか。勉強する意味はさまざまで、状況により回答もかわるでしょう。

私が現場にいて経験則から学んだ代表的な勉強する意味を8つ紹介します。子どもの性格や勉強に対するモチベーションに合わせて、適切な「勉強する意味」を伝えてあげましょう。意味を理解すれば、モチベーションがアップし、積極的に勉強を始めることもあります。

●夢を見つける

勉強することで知識や情報が増え、夢が見つかりやすくなります。夢や将来なりたい姿は、自分が知っている大人や持っている知識の中に限定されます。知識が少なければ、将来なりたい姿の選択肢は多いとは言えません。

勉強して知識を身につけることで将来なりたい姿を多く想像できるようになり、夢が広がるのです。勉強する意味は複数ありますが、その中でも夢を見つけることは重要な意味の一つと言えるでしょう。

●夢を叶える

夢を叶えるためには、勉強が必要な場面があります。なりたい職業によっては、専門学校や大学に進学して専門的な知識を身につけなければならないこともあります。希望の仕事に就くために、志望校合格に向けた受験勉強が必要になります。ですから、夢を叶えるためというのも、勉強する理由の一つです。

●能力を高める

勉強することで多くの能力が高まります。言語能力・計算能力・思考力・理解力・発想力・表現力など、さまざまな能力を身につけるためには勉強が欠かせません。これらのスキルは日常生活や将来の仕事で必要となるため、子どもの頃から少しずつ身につけておく必要があることを伝えましょう。

子どもの頃から能力を身につけるためにコツコツ勉強しておけば、社会人になったとき優れた人材として就職や職場内での活躍の幅が広がります。

●趣味や興味があることを楽しむ

趣味や興味があることの追求も、勉強する目的の一つです。趣味や遊びにも知識が必要になります。難しい本を読もうと思えば高い理解力が必要になり、勉強不足では本の内容を理解するのも難しくなるでしょう。

また、スポーツを楽しむときも、相手に意思を伝えるための表現力や次の展開を予想する戦略的思考などが必要になります。勉強することで趣味や遊びの幅も広がり、人生をより楽しめるはずです。

●困難に立ち向かう力をつける

勉強を通じて、困難に立ち向かう力が身につくでしょう。新しい知識を身につけたり、知らないことを理解しようとしたりするときは、壁にぶつかってつらいと感じることもあるでしょう。中でも、高校受験や大学受験、就職試験などの前には、やりたいことや好きなことを我慢して勉強に集中する時間が必要です。

つらい状況で努力すると、困難に立ち向かう力が身につきます。これから先の人生で困難な状況になっても、好きなことを我慢して勉強した経験が役立つはずです。

●自信につながる

勉強していると、さまざまな問題を解く体験ができます。難問を解いたり、わからないことが理解できるようになったりすると、自信につながるでしょう。勉強は必ず人を成長させてくれます。成長する喜びを実感できるのも勉強するメリットの一つと言えるでしょう。

たとえ小さな成長であっても、日々の積み重ねが大きな成長につながります。以前の自分と比べると、大きな成長を感じられるはずです。

●視野や価値観を広げる

勉強によってこれまで知らなかったことに気づき、視野や価値観を広げることもできます。視野や価値観が広がるにつれて、さらに幅広いことに興味が湧き、自分とは異なる価値観を認めるきっかけにもなるでしょう。

勉強することで新しい興味・関心を持つ機会が増え、自分自身の考え方や世界観も広がるはずです。考え方や世界観が広がれば、より豊かな心で人生を楽しめるでしょう。

●人の役に立つ力がつく

勉強によって知識や技術を得れば、人の役に立つための力が身につきます。新しいものを開発したり、勉強を教えたりと多くの人の役に立てるでしょう。

人の役に立つことで喜びを感じられ、自分自身の心が満たされます。人の役に立つ力を身につけるためには、コツコツと勉強しておくことが大切です。

以上を参考にぜひ子供たちに自分の言葉で話してみてください。また話しの参考になるはずです。大いに語って下さい。