困ったときこそ「努力」「努力」‥‥
ちょっと大きな話にはなりますが、寺子屋の教室理念の一つでもありますので、お聞きください。人生には、頑張らなければならないとき、というのが必ず存在すると思います。勉強であれば、定期テストの準備期間がその中の一つと言えます。テスト勉強は陸上で例えるなら短距離ダッシュの力を鍛える機会と捉えます。短距離ダッシュは短い期間の努力ですので、間違ったことをしている時間はありません。その時間の質を高めるための「集中力」が必要になってきます。その集中力を発揮するためには「覚悟する、腹をくくる」という事も必要になります。どのように覚悟する、腹をくくるのかといえば、周囲が驚くような努力をするということです。周囲を家族全員と言い換えても良いでしょう。私は努力とは4段の階段で表してきました。1段目は「怒られる」状態。例えば「勉強しなさい」「まだ遊んでいるの」と父母に怒られる。これが努力の一段目です。言い換えると周囲の期待に応えていない状態です。2段目は何も言われない状態。これは言い換えると周囲の期待と同じくらいの状態です。3段目は「ほめられる」状態「良く頑張っているね」「すごいね」とか言われるとき、言い換えると周囲の期待を上回って答えている状態です。
大多数の人がこの3段目が最上階だと思い込んでいます。実はこの上にもう1段あるということを伝えてきました。4段目は「止められる」状態。周囲の想像を超えた努力をする場合です。「これ以上やったら身体壊すよ」「いい加減、勉強するのをやめなさい」と言われるようになる時です。これが「止められる」状態です。これは長期間でやることはできません。あくまでも短距離ダッシュなのです。
できれば、せっかくテスト勉強をするのですから、その期間に、周囲から「止められる」くらいの努力してみてもらいたいという想いがあるからです。困った時に頼めるのは「努力」のみです。さあ、皆さんやるなら徹底して、本流でやろう!
今西孝夫
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